「ポータブル電源ってどれがいいんだろう?」
「どれくらいの容量があればいいの?」
「やっぱりソーラー付きが安心なのかな?」
以前から気にはなっていたポータブル電源。来る来ると言われ続けている巨大地震・・・
「そんなとんでもないないのが来たら気休めにもならない・・・?」
なんて気もしますが、「うちも一台くらいあった方がいいのでは・・・」と思い、リサーチを始めました。
いざ調べ始めたら製品の数が多すぎて普通に混乱した。Wh、W、リン酸鉄リチウム……専門用語も多くて、最初の1時間はほぼ「用語の意味を調べる」だけで終わった気がする。
同じところで詰まっている人がいると思うので、自分が調べて分かったことを整理しておく。ちなみにまだ実機は買っていないので、これは「購入前のリサーチメモ」です。実際に買ったらまた別記事で使用感を書くつもり。
そもそも何を見て選べばいいのか、最初につまずいた
いろんなサイトを見比べて、結局チェックすべきなのはこの5つっぽい。
容量(Wh) 数字が大きいほど長く使えるらしい。ただしその分、重くてデカくて値段も上がる。「とりあえず一番デカいの買っとけばいい」わけではなさそうというのが最初の気づき。
定格出力(W) これが地味に重要で、容量がいくら大きくても、この数字が低いとドライヤーとか電気ケトルみたいな消費電力の大きい家電が動かせないらしい。使いたい家電の消費電力より余裕がある数字を選ぶのがコツ、とあちこちに書いてあった。
バッテリーの種類 今は「リン酸鉄リチウムイオン(LFP)」というのが主流みたい。充放電サイクルが3,000回以上のものが多く、毎日使っても10年くらいは持つらしい。熱暴走のリスクも低いとのことで、家に置いておく用途ならこのタイプを選んでおけば大きくは外さなそう。
充電方法 コンセント充電はもちろん、車のシガーソケットやソーラーパネルでも充電できるモデルがある。長期の停電だと「使い切ったら終わり」は困るので、ソーラー充電に対応してるかは見ておいた方がよさそうだと感じた。
サイズ・重さ・静かさ 10kgを超えてくると、正直一人で持ち運ぶのはちょっとしんどそう。あと車中泊で夜間に使うことも考えると、動作音が静か(目安30dB以下らしい)かどうかも意外と大事っぽい。
必要な容量、「人数×日数」で考えるとよさそうだった
これも最初「結局何Whあればいいの」で止まっていたんだけど、いろんな記事を見て、だいたいこういう考え方らしいというのが分かってきた。
自宅の停電対策として考えるなら:
- 1〜2人でスマホ充電・照明・情報収集くらいなら、300〜500Wh
- それに加えて連泊レベルの安心感が欲しいなら、500〜1,000Wh
- 3〜4人家族で電気毛布や冷蔵庫の間欠運転まで考えるなら、1,000〜2,000Wh
- 冬の暖房まで含めるなら2,000Wh以上、という声もあった
過去の停電の実例を見ると、数日で復旧したケースが多い一方、台風被害では1週間以上かかった地域もあったらしい。なので「基本2〜3日分、心配な地域はもう少し余裕を持たせる」くらいがちょうどよさそうな落としどころに見えた。
車中泊用に考えるなら、電気毛布(中設定・消費電力50W前後)を一晩7時間使う想定で必要な電力量は約350Wh。余裕を見て500Whクラスあれば安心、という記事が多かった。電気ケトルやドライヤーまで使いたいなら、1,000Wh・定格出力1,000W以上が目安みたい。
容量帯ごとに、よく名前が挙がっていた製品
いろんな比較サイトやレビューを見比べて、各容量帯でよく出てくるモデルをメモしておく。価格はセールで結構動くみたいなので、あくまで参考程度に。
小型(〜500Wh)— とりあえず最低限、という人向け
| モデル | 容量 | 充電時間目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Anker Solix C300 | 288Wh | 約68分(フル) | 小型クラスで一番よく名前が挙がっていた。LFPバッテリー・静音設計 |
| EcoFlow RIVER 3 | 230Wh | 約60分(フル) | 充電の速さが売り。アプリで充電状態を管理できる |
| Jackery 240 New | 約240Wh | — | Jackeryのエントリーモデル。ソロキャンプ・最低限の防災セットとしてよく紹介されていた |
一人暮らしで「スマホと照明さえ確保できればとりあえず安心」というレベルなら、この辺で十分そうな印象。
中型(500〜1,000Wh前後)— 個人的にはここが一番現実的かも
| モデル | 容量 | 定格出力 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Jackery 1000 Pro | 約1,002Wh | 1,000W(瞬間2,000W) | AC充電で約1.8時間フル充電。ある検証では変換効率約85%、実使用容量は約854Wh程度という結果も |
| Anker Solix C1000(Gen2) | 約1,000Wh級 | 最大1,550W | 家庭用コンセントを上回る出力に対応。電気ケトルやドライヤーも動かせる。価格.comランキング常連 |
| BLUETTI AC180 | 1,152Wh | 1,800W | 晴天時ソーラー充電で約3時間フル充電。屋内外どちらでも使う想定 |
1〜2人世帯で「停電の最初の1〜2日を安心して乗り切りたい」「冬の車中泊で電気毛布やケトルも使いたい」なら、この容量帯が一番バランスがいいのかなと調べていて感じた。
大型(1,000Wh超〜)— 家族が多い人・本気で備えたい人向け
| モデル | 容量 | 定格出力 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Jackery 2000 New | 約2,000Wh級 | 高出力 | 調べた時点(2026年7月)で価格.comの売れ筋ランキング1位。実績の多さが安心材料になっている様子 |
| EcoFlow DELTA 3 Plus | 中〜大容量 | — | ソーラー入力ポートを2つ搭載。防災・アウトドア・節電まで1台でカバーできるバランス型として評価 |
| BLUETTI AORA 200 | 2,073.6Wh | 2,200W | 第三者の実測で変換効率90%超。動作音の静かさや作りの良さも評価されていた |
3〜4人家族で「冷蔵庫やエアコンまで含めて数日分を維持したい」なら、この辺りが現実的な選択肢っぽい。
メーカーごとの雰囲気、なんとなく掴めてきた
調べているうちに、各メーカーのキャラクターみたいなものがなんとなく見えてきた。
- Jackery:世界累計400万台以上という実績があり、防災用途での知名度が高い。石川県の被災地に大量供給された実績もあるらしく、「とりあえずJackeryなら安心」という空気を感じた
- Anker:モバイルバッテリーで培った保証体制が強そう。会員登録で保証が延長される制度もあり、アフターサポート重視な人には向いていそう
- EcoFlow:充電の速さとアプリの使いやすさが評判。TRAIL・RIVER・DELTA・DELTA Proとラインナップが細かく分かれていて、用途で選び分けやすい
- BLUETTI:コスパと変換効率の高さで評価されているモデルが多い印象。上位のAORAシリーズはUPS切り替えが10msと速く、停電の瞬断対策にも強そう
正直どこも大きな失敗はなさそうで、最終的には「容量帯」と「予算」でだいぶ絞れる気がしている。
結局、自分だったらどれを選ぶか
ここまで調べて、自分なりに整理するとこんな感じ。
- とにかく安く、スマホと最低限の照明さえ確保できればいい → 小型(Anker Solix C300 / EcoFlow RIVER 3)
- 1〜2人暮らしで、停電初期を乗り切りつつ車中泊の電気毛布にも使いたい → 中型(Jackery 1000 Pro / Anker Solix C1000 Gen2)
- 家族3〜4人分を数日support したい、冷蔵庫やエアコンも視野に入れたい → 大型(Jackery 2000 New / BLUETTI AORA 200)
- 予算重視でコスパ優先 → BLUETTI AORAシリーズ(Wh単価の安さが評判だった)
- アフターサポートの手厚さで選びたい → Anker(保証延長制度あり)
自分の場合は一人暮らしで車中泊もするので、たぶん中型クラスが現実的なラインかなと思っている。
買う前に確認しておこうと思ったこと
自分用の備忘録も兼ねて、購入前チェックリストにしておく。
- PSEマークなど、国内の安全基準に対応しているか
- バッテリーがリン酸鉄リチウム(LFP)かどうか
- 使いたい家電の消費電力<製品の定格出力になっているか
- ソーラーパネル充電に対応しているか
- 保証期間・延長保証の有無
- 廃棄方法(自治体や販売店の回収ルールに従う必要あり)
まとめ(というか現時点での結論)
調べる前は「容量が大きいほど安心なんでしょ」くらいに思っていたけど、実際は自分の使うシーン(人数・日数・使いたい家電)から逆算する方が失敗しなさそうというのが一番の収穫だった。
防災専用に割り切るなら中型クラスでも十分役立ちそうだし、車中泊と兼用するなら定格出力と静音性も含めて見ておくと、災害時だけじゃなく普段から使える一台になりそう。
まだ実物は買っていないので、これから絞り込んで実際に導入したら、使ってみた感想も追記していきます。