「今年もやるか〜」
夢のログハウスに設置した薪ストーブ!
毎年、柔らかな暖かさをもたらしてくれている我が家の顔とも言えるアイテムです。
薪ストーブのメンテナンスと言えば「煙突掃除!」
業者にお願いすれば楽で安心ですが、煙突の形状、地域などによって異なりますが、1回あたり2万5千円〜5万円が相場の様です。
もともとDIY好きということと、購入時に業者さんから勧められていた事もあり、DIYで煙突掃除をしておりました。
とは言え、屋根の上に上がって行うのは非常に危険が伴いますので、今回は屋根に上がらず、室内からの煙突掃除方法について解説していきたいと思います。
うちの薪ストーブ

うちの薪ストーブは、バーモントキャスティングのイントレピットII
バーモントキャスティングは、1975年に創業されたアメリカの薪ストーブメーカーです。
鋳造や造形、燃焼技術に優れ、世界中で愛されています。
その中で、大きすぎず、小さすぎないちょうど良いサイズの薪ストーブがイントレピッドIIです。
30cmの薪を、触媒によって効率よく燃焼させ、小型ですが非常に高い暖房性能を誇ります。
鍋を置いて煮込み料理をしたり、中で焼き芋を焼いたりなど、暖房としての役割だけでなく活躍してくれているのもあり、サビや汚れが目立って来てますね。
煙突掃除方法
それでは室内からの煙突掃除方法について解説していきたいと思います。
約2年使った煙突内ですが、ススがこの様に付着していました。

用意するもの

必ずと言っても過言ではないほど、ススで汚れますので、必ず汚れてもいい服装に着替えてから行うことをお勧めします。
煙突は、一般的にはφ150が多いと思いますが、煙突ブラシはお使いの煙突径に合ったものをご用意ください。
また、軍手は目が荒いので、細かいスス貫通して「終わった終わった〜」と軍手を外したら手が真っ黒け!ということになりますので、中にビニール手袋をすることをお勧めします。
ススを吸い込んでしまう可能性もありますので、マスクもあるといいですね。
掃除手順
1.煙突を外す

まずは、プラスドライバーを使って、煙突を外していきます。

まず、ストーブと繋がっているネジをプラスドライバーを左に回して外します。
対角に2本で止まっていると思います。
ここでは、ネジを外すだけで大丈夫です。

次に、先ほど外した煙突は写真の様に二重になっていると思います。

ボルト3本程度で固定されていると思いますので、これを先ほど同様にプラスドライバーを左に回して外しましょう。

ボルトが外せたら、煙突を持って下げると写真の様に下にスライドできますので、上の煙突から切り離してください。
上から切り離せたら、煙突自体をを持ち上げれば、ストーブから外せますので、一旦外に運び出しましょう。
僕は横着なので使いませんでしたが、外に運び出す際にススが落ちる可能性もあるので、それ用のゴミ袋を様にしておいた方がいいかもしれません。

煙突を外すと、この様にストーブの庫内が見えますので、小さなほうきか使い終わった歯ブラシなどで下に落としておきましょう。
2.スス受け袋の取り付け

室内から掃除を行うために、ススを受ける袋を作成します。
1.ゴミ袋の中心、上から1/4程度の位置に、布テープを貼り、ロッドが通るギリギリの穴を開けます。

2.煙突の奥にゴミ袋をテープで貼り付けたら、ブラシヘッドのみ煙突内に差し込みます。
ブラシは煙突内に引っ掛かって落ちては来ないと思います。
その状態から、ロッドをビニール袋の外側から、内側のブラシヘッドとを繋ぎましょう。

繋げたら、隙間ができないように、煙突とビニール袋をしっかりテープで固定しましょう。

あとは、ロッドを煙突に差し込んで、上下させながらススを掻き落としていきます。
ここで注意点は、ロットは回さない様にしてください。
煙突内で外れてしまう可能性がありますので、ロッドは絶対に回さないようにしてください。動かすのは上下のみです。
ビニール袋に補強のテープを貼りましたが、少し強度が弱かった様で、動かしているうちに破れてしまったので、丈夫な布テープで二重、三重に補強しておいた方がいいかもしれません。
ちょっとお高いですが、この様な室内用煙突掃除袋というアイテムもある様です。

サラサラと音を立てて、ススがビニール袋に溜まります。
ススができるだけ落ちないように、ブラシとビニール袋を外します。
先ほど、外して外に置いておいた煙突は、外で掃除します。

外した部分のススだけでも結構取れました。
3.復元
全ての掃除が終わったら、逆の手順で組んでいけば完了です。
ボルトは、ドライバーを右に回して固定しますが、あまり力をかけ過ぎるとナメってしまいますので注意して固定しましょう。
まとめ
薪ストーブを使う上で、欠かせない煙突掃除について解説してみました。
DIYでも室内から行うことで、安全に行うことができ、コストも抑えることができるので、是非やってみてください。
煙突掃除は、溜まったススに引火することで起きる煙道火災を防ぐために欠かせないメンテナンスですので、シーズンが始まる前には毎年行うようにしましょう!
それでは、素敵な薪ストーブライフを楽しみましょう!