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GWの金峰山・瑞牆山テント泊!山行のポイントを解説!2025.4.30〜5.1 part2:テント場から下山

近年恒例になってきたGWのテント泊第2弾!

今年は、富士見平小屋を起点にした金峰山と瑞牆山に行って来ました。

気候や混雑状況、登山道の様子など、この時期の状況をまとめてレビューさせて頂きます。

筆者撮影:富士見平林道終点

この山行計画にした理由

この富士見平小屋を起点にした2座を狙うコースですが、以下のようなコースタイムとなっております。

コースタイム

瑞牆山荘の無料駐車場から富士見平小屋 50分

小屋から金峰山 6時間

小屋から瑞牆山 3.5時間

上記の様なコースタイムとなっていますので、初日は移動で疲れているから、初日に瑞牆山、2日目に金峰山という手もありますが、

車中泊で朝から駐車場にいるから初日に金峰山、2日目に瑞牆山という計画でも立てることが出来ます。

僕は、愛知県在住ですので、瑞牆山荘まで約4時間。

駐車場について調べてみると、「人気がある山なので、すぐに一杯になってしまう。」

という情報もあったので、「GWの中日の平日とはいえ駐車場がなかったらヤバいな〜」ということで、車中泊で前乗りし、初日に金峰山に行く計画を立てました。

金峰山へ

車中泊をして朝6:00に駐車場を出発した僕は、富士見平小屋に7:00ごろ到着。

そこからテントを設営し、アタックザックに荷物を詰め替え、金峰山を目指します。

富士見平小屋の富士山ビュースポットから

富士見平小屋の案内板では金峰山は往復7時間とのことでしたが、僕のヤマレコのだと休憩なしで6時間となっていました。

富士見平小屋の案内板

富士見平小屋の標高は1816メートルで、金峰山の標高は2599メートル。

標高差は、783メートル。山頂までの歩行距離としては4.2km。

勾配としては18パーセント。

ヤマレコの山行計画を見ても、終始なだらかに登って下りる流れというのが分かります。

筆者ヤマレコ山行計画より

今日は、4/31。

道中、雪のゆの字もありませんでしたが、山頂付近の残雪に備えてチェーンスパイクは準備してきました。

ネイチャーハイク チェーンスパイク

予想通りなだらかな樹林帯を登って行きます。

分岐も標識があり分かりやすいですし、非常に登りやすい登山道となっております。

鷲見岩分岐を過ぎた辺りから、岩が目立つようになってきて、鎖場のエリアも出て来るようになります。

鎖場といっても、登りなら鎖を使うまでもない程度の斜度ですので、ゆっくり登って行きましょう。

「ババ〜ン!」

大日岩からの眺望です。

本当に雲ひとつない晴天で最高の眺望です。

大体半分程度の位置にありますので、ここで休憩されている方が沢山お見えでした。

この大日岩を過ぎた辺り(標高2171メートル)から場所によって残雪が残っている場所がチラホラ出現。

「まだ、チェーンスパイクは早いかな〜」

なんて思いながら登っていくと、あれよあれよと残雪が増えて来ました。

「そろそろチェーンスパイク付けた方がいいかな」とザック開けると・・・・

「テントに忘れてきた〜!!!!」

なんと、せっかく準備してきたチェーンスパイクをアタックザックに詰め替えるのを忘れて、テントに置いて来てしまっていました。

この先、残雪が減っていく可能性は低いでしょうし、運良く登れたとしても下りのことを考えるとリスクが高い・・・

ということで、勇気を持って撤退することにしました・・・・(涙)

お昼は山頂でペヤングを食べようと思っていたのですが、テント場に戻って来たのは11:45。

早すぎる帰還となってしまいましたが、ここは安全第一。

今から瑞牆山に行くのも時間的にギリギリということで、テント場でゆっくりすることにしました。

テント泊

ここは、4/31の標高1800メートル。

さすがに夕方になると冷えて来ましたので、ダウン上下で快適な気温でした。

ダウンは、軽いし、小さくなるので、持ってきて損はないアイテムですよね。

僕は、テント泊3回目なのですが、これまでの涸沢カール、八ヶ岳のオーレン小屋は2回とも雨でした。

ですので、こんな風に外で楽しむのも初めてでした。

登山なしのキャンプ場での「夕方の良さ」は知っていたのですが、歩いてしか来れない山の中は、また一味違いましたね。

樹林帯のテント場ですので、サンセットを・・・という訳にはいきませんが、あの夕方の独特な雰囲気を味わうことが出来て幸せでした。

「星が綺麗に見れたらいいな〜」なんて考えながら、シュラフに包まっていましたが、今日は、勇気の撤退と、駐車場から1時間という好立地のテント場ということもあり全然疲れてない・・・・(笑)

また、今日持って来た寝具は、紅葉シーズンの涸沢カール、雪が降った八ヶ岳のオーレン小屋も快適だった、

ナンガのオーロラライト600DXとニーモのテンサーインシュレーテッド

快適すぎて、気づいたら3時でした(笑)

トイレのついでに、「星はどんな感じかな〜」と見上げてみますが・・・・

快晴の新月でしたが、「うわ〜すげーよく見えるじゃん!!!!」はならない星空でした・・・

ちなみに、富士見平小屋の弱点の一つであるトイレ少なくて渋滞問題は、これくらいの時間(3時)であれば問題なしです!

4時を過ぎて来ると渋滞してくると思いますので、時間をズラしての利用が吉です。

瑞牆山へ

前日、チェーンスパイクを忘れるという致命的なミスのお陰で、万全な体調で朝を迎えた僕。

サクッと朝食を済ませて、アタックザックに荷物を詰め込みます。

今日は、チェーンスパイクは忘れません!!!

富士見平小屋の標高は1816メートルで、瑞牆山の標高は2213メートル。

標高差は、397メートル。山頂までの歩行距離としては1.75km。

勾配としては約26パーセント。

ヤマレコの山行計画を見ても、金峰山と違い少し降った後、一気に斜度を上げて山頂まで向かう流れです。

コースタイムとしては、休憩なしで3時間ほどです。

瑞牆山は、金峰山の緩やかな樹林帯とは違い、序盤から急な岩場が続きます。

桃太郎岩

30分ほど歩くと出現する桃太郎岩が出現します。

広いスペースがありますので、休憩されている方も見えました。

岩の隙間に挟まっての写真撮影は鉄板です。

この辺りから斜度が上がって来ますので、一息入れましょう。

鎖場がいくつか出現してきます。

サイドが切れ落ちている訳ではありませんので、鎖を使いながらゆっくり登っていけば問題なく登れます。

所々、眺望が開けるところもあります。

今日も昨日に引き続き雲ひとつ無い晴天!!

今日は、忘れ物もないので、山頂での絶景が待っていますので、テンションはアゲアゲです。

「登山の神様 ありがと〜!!!!!!」

雲ひとつない晴天!しかも無風!

2日ともこんな天候で、言う事なしの山行となりました。

瑞牆山山頂からの富士山
瑞牆山山頂からの八ヶ岳方面

テント撤収と下山

瑞牆山からの下山は、斜度も急ですので、ゆっくりゆっくり気をつけながら歩きます。

約1時間程度かけて富士見平小屋に9時ごろ到着しました。

これから登られる方もチラホラお見えで、人気の高さが伺えました。

後ろ髪を引かれながらゆっくり撤収を始め、10時に下山を開始しました。

富士見平小屋はフードメニューも充実していますが、お楽しみは次回に取っておくことにして下山することにします。

約40分であっと言う間に瑞牆山荘に到着です。

10:30頃到着しましたが、駐車場に向かう道路には路上駐車の車が・・・

GWの間の平日でこの状態ですので、混雑するタイミングだとこうなる事をイメージして計画を立てる必要がありますね。

まとめ

2日続けて最高の天候に恵まれた今回のテント泊登山。

金峰山のピークは踏めなかったものの、非常に良い山行となりました。

富士見平小屋を起点とした、金峰山・瑞牆山の百名山の2座を登れるこのコースは、流れも良く、負担も軽く、テント泊デビューには最高のコースだと思います。

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masatalo

▶️3児の父、47歳の中小企業勤めです。 ▶️子供たちの成長や、家族との時間を大切にしながら、仕事にも全力で取り組んでいます。 ▶️このブログでは、これまでの経験やノウハウを共有し、同じような立場の方々の暮らしをより豊かにする日常生活に役立つ情報を提供します。 ▶️共感や気づきを得て頂けるような情報を発信していきたいと思っています。

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