今回レビューするバックは、Aer City Pack X-Pac。
仕事用として2年間ほぼ毎日使い倒してきた中で気づいた、気に入っているポイント、いまいちだったポイントについて、2年使い倒してきたからこそ分かるレビュー、オフィシャルには書いていない解説を写真をたっぷり使って解説していきたいと思います。
ありのままをお伝えしたく、写真に加工はしておりませんので、見栄えはいまいちかもしれませんが、敢えてそうしておりますので、ご了承ください。
Aerとは?
「Aer(エアー)?」っていう方も多いのではないでしょうか?
僕も正直、出会うまでは初めて見るメーカーでした。
PORTER(ポーター)、TUMI(トゥミ)、ACE(エース)などは、使ってきましたが、街で目にした事もありませんでした(東海地方の田舎のせいかな・・・)。
Aer(エアー)は、2014年にアメリカ西海岸のサンフランシスコベイエリアで設立されたバッグブランドです。都市のニーズに寄り添った機能的なデザインが特徴で、世界から注目を集めているブランドです。
Aerのバッグは、あのセレクトショップのMSPC(株式会社シップス)が国内正規総代理店を務めています。
日本でも感度の高い人には取り入れられている様で、あの中田敦彦さん(オリラジのあっちゃん)もYouTubeでオススメしているブランドでもあります。
こんなバックを探していた
僕は、自動車部品メーカー勤務ということで、お昼は食堂、会議はたまにしかありません。
ですので、お弁当もなければ、多くの資料を持ち運ぶこともありません。
普段持ち歩く荷物の量は多くありませんが、ニーズとしては以下の5点があり、これを満たすリュックを探しました。
これらを満足できるビジネスリュックという視点で購入したのが、Aer City Pack X-Pacでした。
Aer City Pack X-Pacの特徴
概要
各部詳細
外部
1.フロント
フロント部分には下半分にポケットが1箇所あります。
止水ファスナーの様にファスナー部分が隠れるような仕様となっており、スッキリした印象です。
また、しっかりした作りの為、少し硬いので、ファスナーの両サイドに耳が付いているので、これを持って引っ張ればスムーズに開閉できます。
ポケットの内部には、カラビナの付いたキーフックが付いているので、家や車などの鍵を引っ掛けておけば無くす心配もありません。
個人的には、ポケットの横に付いているAerのタグがさりげなくて気に入っています。
2.サイド
サイドには、ボトルホルダーとハンドルが備えられています。
ボトルホルダーは、ゴムが付いていますので、何も入っていなくてもスッキリしますし、入れる時は広がってくれ、入れた後も落ちないようにテンションをかけてくれます。
500mlのペットボトルがほぼ隠れるくらいの深さがあります。
2年使い倒していますが、ゴムが伸びてしまうことなく耐久性もしっかりしています。
反対側のハンドルは、5mmほどのクッション入りとなっており、こちらもしっかりした作りとなっております。
3.背面
背面及びショルダーパットは、「登山用?」というくらいしっかりしたクッション性の高い仕様となっており、重い荷物を背負っても肩に食い込む様なことはありません。
初めてお目にかかったマグネット式のショルダーストラップは秀逸で、片手で脱着できてかなりお気に入りポイントです。
ショルダーストラップの余った部分がブラブラしないように工夫されているなど、細部にもこだわった作り込みが素晴らしいです。
スーツケースにセットするための、パススルーも出張の時にいいですね。
4.生地
Aer City Packには、僕が選んだX -pack仕様のものと、コーデュラバリスティックナイロンのものとがあります。
Xーpack仕様のものは、内側の色がオレンジですが、コーデュラのはグレーになります。
Xーpackは、ヨットの帆から生まれた3種類の層を組み合わせた特殊素材です。
特徴としては、軽量且つ高強度、また防水性を備えた生地となっており、登山用のザックの生地にも採用されている生地です。
内側の色がオレンジなので、何が入っているか分かり易いですね。
僕の好きなポーターのタンカーも同じオレンジ色になっており、お気に入りポイントにもなっております。
内部
1.メイン気室
背面側には、パット付きのPCポケット。13インチのノートPCがこの様にスッポリ入るサイズとなっております。
その下半分には、マチのない仕切りが付いております。
フロント側には、上部にリュック上部真ん中のファスナーからのポケットがあり、その下半分には、左右に仕切られたポケットが配置されています。
メイン気室のマチは、縦11㎝横25㎝となっております。
当然と言えば当然なのですが、各ポケットにモノが入ると、ここに迫り出してきます。
細々としたものを整理して収納することに関してはいいですが、大きくかさ張るものを入れたい方にはオススメしません。
2.フロント気室
フロント気室は、ペンなど細かく仕切られたポケットが上部に、左右に仕切られたポケットが下部に配置されています。
ファスナーのポケットは、上半分までの深さしかありません。
これにより、モノが下の方に溜まってしまうことなく、上位部にもモノがとどまることができるので、バランスよく、整理した状態で収納できます。
この気室のマチは、生地の膨らみを持たせているだけしかありませんので、厚みのある大きなものを入れるのには向いてません。
着用イメージ
現物で試着できれば1番いいのですが、残念ながらAerはどこでも売っている代物ではありません。
そこで、163cmの僕が、スーツとカジュアルで背負った感じが少しでも参考になればと思います。
1.サイド
2.斜め後ろ
3.背面
4.正面
人によって感じ方に違いがあるかとは思いますが、僕はどちらでも問題ないと感じました。
サイズ的にも、大き過ぎず、小さ過ぎない大きさで、女性でも問題ないデザインとサイズ感だと思います。
2年使い込んだ感想
仕事用として2年間使い込む中で感じたいいところとイマイチだったところがありますので、解説していきたいと思います。
実際に使って分かったいいところ
全体的にスッキリとしたシンプルなデザインとなっていますので、どんなスタイルにもマッチします。
Xーpackは、その耐久性もそうですが、デザイン的にもカッコよく、所有欲も満たしてくれます。内側がオレンジになっているのもいいですね。
余ったコードをまとめるゴムや、ファスナーの持ち手など、細かいところも作り込んでおり、誰が見てもちょっと良さそうなカバンだという印象を持たれる作りになっていますので、ビジネスシーンでもいけますね。
背面のパットがしっかりしているので、形が決まり、荷物が少なくても形が崩れることがありません。
実際に使って分かったイマイチなところ
細かく仕切られ、リュック全体で荷物を収納できるAerのcity packですが、大きくかさ張るものの収納は苦手です。
また、しっかりした作りのため、リュックの重さが1キロを超えるので重いです。(ショルダーパットがしっかりしているので気にはならない)
自立しそうな位しっかりしていますが、荷物が入るとまず、自立しません。
ビジネスリュックとして見れば、そんなものかと思いますが、3万円を超えてきますので、まぁまぁする方ですね。
まとめ
2年間使い倒してきた僕ですが、結論大満足できているリュックです。
荷物が多い方には、オススメしませんが、どんな服装にも合わせやすく、細部にまでこだわり、高級感のある作りになっておりますので、どこに背負って行っても恥ずかしくないリュックとなっております。
普段持ち歩く荷物は多くなく、しっかりとしたリュックをお探しの方は、きっと気に入って頂けると思います。
購入を検討されている方のお役に立てた入れば幸いです。