おはようございます、こんにちは、こんばんわ、まさです♪
10年ほど前から趣味として始めた登山。
ギヤの軽量化、ハイテク素材のウエアなど、登山ブームもあってか、ギヤの進化は目覚ましいものがありますよね。
そんな中、「YAMAP」や「ヤマレコ」などのGPS地図アプリは欠かせないツールになり、登山中にスマホでルート確認している風景もお馴染みとなりましたよね!?
しかし、山岳遭難は2023年夏において、史上最多の738件にものぼり、遭難者809人のうち死者・行方不明者は61人(7.5%)となっております。
そこで、登山中やYouTubeなどで目にすることも多くなった捜索サービスの「ココヘリ」を契約するに至ったわけですが、そのサービスを受けるための条件として、登山計画の提出があります。
この記事では、「ヤマレコ」で作成した登山計画を「ココヘリ」で共有することが出来ますので、そのやり方について、初めての方でも迷わずに作成できるように、細かく手順を分けて解説していこうと思いますので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
「ヤマレコ」とは?
ヤマレコとは、「一人ひとりの登山を最高の体験に。」というミッションを掲げている、登山地図アプリの一つです。
2013年7月2日に創業した、株式会社ヤマレコは、長野県松本市が本社となっております。
2023年1月時点で420万件の記録が登録されている日本最大級の登山専用コミュニティーサイトです。
「ココヘリ」とは?
「ココヘリ」は、2016年5月にサービスを開始した会員制捜索サービス。
会員になると識別番号を持った位置情報発信機が貸与され、万が一遭難した場合は、ヘリやドローンに搭載した専用の受信機で会員の位置情報を特定し、警察官・消防などの公的機関と連携して捜索活動をサポートします。
会員数は、2024年8月時点で17万人を超えている。
ヤマレコを選んだ理由
実は、最初にスマホに入れたアプリはライバルの「YAMAP」でした。
登山系YouTuberがよく使っているいる(勝手なイメージ)ことから使い始め、地図も見やすいですし気に入って使っていました。
「こんな便利ならもっと早く入れとけばよかったな〜」なんて思いながら、しばらく使っていたのですが、分岐の度にスマホを取り出すことに煩わしさを感じ始めます。
「スマートウォッチがあれば、パッと確認できるじゃん!LINEも確認できるしな♪」ということで、スマートウォッチ検討を始めました。
ところが、「YAMAP アップルウォッチに対応してないんかいっ!」
なんと、当時、YAMAPに対応しているのは、カシオのプロトレックのみで、当時検討していたアップルウォッチに対応しているのはヤマレコのみだったのです。
その後、電池持ちの悪さから、GARMINのインスティンクト2 デュアルパワーの購入に至るのですが、ここでも無料版でGPXファイルのダウンロードができるのはヤマレコのみだったのです。
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ココヘリを契約した理由
「ココヘリ」を契約した理由についてですが、僕は、3人の子供を持つアラフィフのオヤジです。
家のローン、子供の学費など、まだまだお金がいくらあっても足りません(笑)
普段、ソロでの登山が多いということもあり、万が一があった時に、「行方不明」にだけは絶対なれないのです。
というのは、遭難して行方不明というのは、「失踪」扱いとなり、生命保険の保険金や、住宅ローンの債務弁済も受け取ることが出来ません。
また、会社でも「退職」だはなく、「無断欠勤」という扱いとなってしまう為、見舞金はおろか退職金すら受け取ることが出来ないのです。
失踪者が死亡認定されるのは、なんと7年後です。
ただでさえ、家族に申し訳ない思いをさせてしまう上に、経済的な負担まで負わせてしまう「行方不明」にだけは、絶対になってはいけないのです!
山行計画の作成手順
今回は、9月に予定している八ヶ岳の最高峰である赤岳の小屋泊登山の山行計画を作成してみたいと思います。
ルートの作成はPCと比べると少しやりにくさはありますが、それ以外は、スマホに統一した方が進めやすいので、スマホのみで解説していきます。
1.ヤマレコのアプリを開き、右下のプラスボタンをタップします。
2.タップすると、この様なボタンが出てきますので、「計画を立てる」をタップします。
3.全国の山域が表示されますので、希望の山域をタップするか、検索窓に山の名前を入力します。※今回は「八ヶ岳」を選択。
4.地図が表示されますので、地図を動かして、スタート地点をタップします。
地図上には、駐車場や小屋、山頂や白丸などのマークがありますが、全てが選択できる訳ではないので、この様にポップアップが出てくる地点で1番近いポイントを選択しましょう。経由地に設定できない場合は、「※ここは経由地にできません」というメッセージが出ます。
5.地図上のルートを確認しながら、経由地を登録しながら下山までのルートを決定していきます。
6.下山までルート決定ができたら、画面右下の「行動予定」をタップします。
7.するとスタート地点からどのようなポイントを経由していくかという一覧がで出てきます。
これには、出発時間やポイント間の予定タイム、休憩時間など、細かい設定が出来ますので、計画に合わせて、変更します。
8.今回は、山小屋を利用した1泊2日の山行ですので、宿泊予定の山小屋で宿泊を選択します。
9.出発時間、休憩時間、宿泊予定などの設定が出来たら、1番下の「決定」ボタンをタップします。
10.決定をタップすると、「山行計画の編集」画面になるので、入山日、日数、ジャンルなどの必須項目を入力し、右上の「保存」ボタンをタップします。
これ以外にも、同行メンバー、装備品リストなど細かい項目の登録も可能です。
11.「保存」ボタンをタップすると、地図ダウンロードの確認画面が出てきますので、「ダウンロード」をタップし、地図をダウンロードします。
12.ダウンロードが完了したら、この様な画面が出てきますので、「OK」をタップします。
13.次は、ココヘリに山行計画を共有するために、右上の共有ボタンをタップします。
14.タップすると「アクションメニュー」が出てきますので、「URLをコピー」を選択します。
15.ココヘリのアプリを開き、下にある「登山計画」ボタンをタップします。
16.どの方法で提出するかの選択画面が出てきますので、「②ヤマレコ・ヤマップで提出」をタップします。
※登山届・登山計画がなければ捜索できませんので必ずココヘリ及び、家族や友人と情報を共有してください。
17.「ヤマレコ、ヤマップの共有URL貼り付け欄」が出てきますので、先ほどコピーしたURLをペーストして貼り付け、「送信」ボタンをタップします。
18.送信ボタンを押すと、「登山計画の保存、送信が完了しました。」というメッセージが出てきますので、出てこれば完了です。
19.再度、登山計画画面を開き、1番下まで行くと、「登山計画履歴」が表示されます。
そこの「詳細」ボタンをタップすると、先ほど登録したしたヤマレコの登山届に飛びますので、予定の登山計画が表示されていれば完璧です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?手順通りに進めていけばそれほど難しい手順ではないと思います。
どんな低山であっても危険と隣り合わせの登山です。
万が一があったとしても、大切な家族に大きな負担を掛けてしまう「行方不明」にだけは、絶対にならない様に、子供を持つパパの一人として、ココヘリを携行し、安心・安全な登山を楽しんで頂ければ幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。