「ソッ ソールが剥がれてる〜!」
とある日曜日の朝、玄関が靴だらけになっており、「さすがに片付けるか」と思い腰を上げた僕。
あっ ちなみにうちの家族構成ですが、僕47歳 妻46歳 長男18歳陸上部 次男15歳陸上部 長女11歳
ちょっと想像力を働かせて頂いたまんまの感じのキレイな玄関です(汗)
玄関に何人家族ですか?っていう数の靴が並び、その中には自主練用のランニングシューズも並んでいます。
「まずはランニングシューズからかな」と手に取ると「んっ!? ソール剥がれてるじゃん!?」
高校生の陸上部、しかも長距離の為、それなりの距離を走っているとは言え、買ってそれほど経っているわけでも、アウトソールがなくなるほど摩耗しているわけでもありません。
また、なかなか良いお値段がするものですから、「自分で直す方法ないかな〜」とGoogle先生に相談することに・・・
すると、いかにも『靴の補修用です!」という接着剤を発見!
その名も「SHOE GOOシューグー!」
1.この記事で分かること
この記事では、実際にシューグーを使用し、ランニングシューズのソール剥がれの補修の様子を写真を交えながら解説します。
また、僕が失敗したシューグーの種類について解説することで、これから修理してみようと言う方が、僕と同じ失敗をせずに済む様に、シューグーの選び方についても解説して行きますので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
2.シューグーってどんな接着剤なの?
シューグーは誰にでも簡単に使用できる“靴の補修剤”です。
日本国内では1978年より発売され、長く愛用され続けております。
特徴は約12時間から24時間で硬化し、乾くと合成ゴムになります。
擦り減った靴のかかと補修やソール剥がれ修理はもちろんですが、接着力がとても強いため、靴以外でも木・金属・皮革・コンクリートなど、様々な素材でも使用することができます。
3.シューグーって色んな種類があるの?
そそっかしい僕は、シューグーは一種類だと思い込みランニングシューズのソール剥がれを直したいのに、ソール剥がれ防止剤の「シューグーDF」を購入してしまいました。
結果、大きな問題は発生しませんでしたが、”靴の補修剤”を歌うだけあって、補修内容によって種類が分かれています。
僕のような失敗をしないように、大きく5種類あるシューグーについて解説していこうと思います。
商品名 | 特徴 | 使用用途 |
シューグー | シューズ強力補修剤 | つま先のはがれ、靴底の滑り止め、すり減ったかかとの補修 |
シューグーDF | ソールはがれ防止剤 | スポーツシューズ・スパイク、トレッキングシューズ、新品の靴にも |
スポーツグー | スポーツグッズ強力補修剤 | スポーツシューズ、アウトドアスポーツ用品の接着、防水滑り止めに |
シューグーS | 熱で固めるかかと専用補修剤 | 紳士靴、婦人靴等のかかと摩耗部分の補修 |
シューグーアロンアルファ | 靴の緊急補修剤 | 靴底のはがれ |
4.ソールはがれ補修手順
それでは、ランニングシューズのソールはがれの補修について順を追って解説して行きたいと思います。
僕が買ったのは、「シューグーDF」ソールはがれの防止剤です。
今となれば、「シューグー」か「スポーツグー」の方が適していたと思いますが、とりあえずこれでやってみます。
パッケージには、接着剤の他に、アイスクリームの棒(ヘラ)と同じ形状でサンドペーパーが貼り付けてあるものが付属されています。
靴の補修では、狭い隙間に塗る場合が多いので、そこら辺を考えて付属してくれているのは非常にありがたいですね。
- ①靴底とアッパーの間にあるほこりやゴミを取ります。
- ②付属のヤスリで軽くアラ目をつけます。
- ③シューグーDFのチューブを絞りながら、ゆっくりと靴底とアッパーの間に塗ってください。
- ④シューグーDFを乾かします。
①靴底とアッパーの間にあるほこりやゴミを取ります。
付属のヤスリを使用し、ゴミを取りつつ、アラ目を付けます。ヤスリが柔らかくしなってしまうのでソール側は削れた気がしませんでした。
②付属のヤスリでアラ目を付けます。
①でまとめてやってしまったので、省略します。
「シューグー」の場合は、手順が変わります。
③シューグーを塗る。
シューグーをソールとミッドソールの間に塗ります。ソールの隙間を広げた状態でシューグーを直接塗り、ヘラで広げて行きました。特にフチに塗り残しがあるとそこから剥がれてくるので、「少しくらいはみ出てもいいや」くらいの気持ちで塗った方がいいと思いました。はみ出た部分は、履いているうちに勝手に削れますからね。
④乾燥
ソールを接着させる上で、テンションを掛け続けれた方がいいと思い、伸縮性のあるビニールテープを使用することにしました。
また、シューズのアッパー部分が変形しないように、新聞紙を丸めて入れました。
硬化時間の目安が12時間〜24時間で、乾かす時間が長いほど硬化し接着力が増すとの事ですので、24時間乾かすことにしました。
5.完成
さて、若干使用用途とマッチしていないシューグーを買ってしまった訳ですが、どうなったでしょうか?
「おっお〜 くっついてる〜!」
少し心配していたコーナーの部分もしっかりくっついており、指で触っても剥がれそうな気配は全くなく、しっかり接着されていました。
ただ、今回使用したのはソールはがれ防止剤の「シューグーDF」
接着に関しては不安が残りましたので、接着後の剥がれを防止するのが本来の用途ですので、ソールが接着できた後に、もう一度、アウトソールとミッドソールの繋ぎ目に塗り、補強することにしました。
耐久性については、また追って確認したいと思いますが、割と簡単に補修することができました。
6.まとめ
”靴の補修剤”シューグー!
若干の失敗はありましたが、「誰にでも簡単にできる」を謳っているだけあって、簡単に補修することができました。
今回の失敗を踏まえて思ったのは、ソール剥がれの補修の場合、ランニンングシューズということなので、
①スポーツグーでソールの接着
②乾燥後にシューグーDFではがれ防止
これが一番確実な方法だったのではと思います。
靴の補修に特化したシューグーシリーズ!
さまざまな用途に対応していますので、靴のトラブルの際は、チェックしてみてはいかがでしょうか?