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【ALTRA OLYMPUS6(オリンパス6)レビュー】 八ヶ岳で実際に履いてみた!

ローカットの登山靴って気になりませんか?

これまでの登山では、テント泊から低山の日帰り登山まで全てミッドカットのthe登山靴を履いて来ました。

トレラン用のシューズも持っているのですが、「さすがにこれで北アルプスや八ヶ岳は不安だな〜 もう少しソールがしっかりしていて、なおかつ軽快に、安心して履けるローカットのシューズはないかな〜」

と言うことで、行き着いたシューズがこれ!

ALTRA OLYMPUS6(アルトラ オリンパス6)

実際に、三重県の御在所と八ヶ岳の赤岳で履いて来ましたが、結論は「最&高」でした。

どこがそんなに最高だったか?また、気になる点はどこか?など、実際に履いて来た感想をもとにレビューして行きます。

この記事でわかること

このシューズの特徴

このシューズを履いた感想

このシューズの気になったところ、良かったところ

このシューズがおすすめなタイプ

ALTRA(アルトラ)とは

ALTRA(アルトラ)は、2009年にアメリカのユタ州で設立したシューズブランドです。

コンセプトとして「自然な走り方」が出来る究極のシューズを目指しており、「シューズを履いていても人間の自然な動きを表現するすることで怪我をしにくいナチュラルランニングを身につけ、スポーツや普段の生活を健康的に楽しむためのシューズブランドです。」

その為の大きな2つの特徴は、「フットシェイプデザイン」と「ゼロドロップ」

「フットシェイプデザイン」

つま先部分に余裕を持たせ、足の機能を最大限に活かすための独自の「フットシェイプデザイン」は、裸足の様に「自然な状態」で、走っているときは足指部分が自然に広がり、リラックスすることで、最高のバランスと安定感を得ることができ、着地時のショックを和らげる能力も高まります。

引用:ALTRAホームページ

実際に、履いている時にも、指先にゆとりを感じ、指を動かしながらバランスが取れている感覚があります。

下りの時は、特にそれを感じることができ、バランスを崩しにくいデザインを実感することができます。

「ゼロドロップ」

アルトラといえばこれ!「ゼロドロップ」

つまり、つま先とヒールとの高低差がありません。

アルトラのバランスクッションシューズは、着地面積を広げる為、自然で正しい姿勢とアライメントを保ち、関節、脚に掛かる衝撃を劇的に減らすことで、ランニング障害の原因となりやすい「ヒールストライク」を減少させる効果が証明されています。

OLYMPUS6の特徴

筆者撮影:御在所にて

抜群のクッション性

筆者撮影:御在所にて

オリンパスは、100kmを超えるロングトレイルランニングや重い荷物を背負った登山などのシーンで多くの方に愛用されています。
その理由の一つは、33mmのスタックハイトを持つMAXクッションです。これにより、地面からの衝撃を効果的に緩和します。

ミッドソール(グレーの部分)は、力を入れると凹む程度の硬さとなっていまして、ランニングシューズの様にフワフワではなく、適度な硬さを残してあります。

これが良いところで、グネりやすい厚底シューズの特性をカバーしています。

抜群の安定性

筆者撮影:御在所にて

オリンパスは「厚底シューズ」に分類されますが、その抜群の安定感が多くの方を魅了しています。
この安定感は、内側に「ガイドレイル」を配置し、大きく内側に倒れ込みそうになった時に支えてくれる機能と、靴底が地面に向かって扇形に広がり、接地面積を広く取るデザインにより実現されています。

さらに、Vibram Megagripソールを採用しており、優れたグリップ力が登山者に支持される大きな要因となっています。

左:OLYMPUS6 右:SIRIO PF431

広いトゥボックスも特徴の一つです。足が浮腫んできても快適さを損なわず、靴を脱ぎたくなるような不快感を防ぎます。

右は、ミッドカットのSIRIOのP.F.431こちらもワイズ3Eの幅広さん仕様の登山靴ですが、 いかにOLYMPUS6のつま先が広いか分かりますね。

ゼロドロップ形状により、特に下り坂などで強い衝撃を受けやすい時でも足裏全体で接地しやすく、足本来の衝撃吸収能力を最大限に発揮できます。

アップデート箇所

OLYMPUSシリーズが支持されている理由に加え、今回のオリンパス6では以下の点がアップデートされました

1.メッシュ部分を増やし、通気性を向上させ、より速く乾燥するようになりました。

実際に川に浸かってみましたが、水は速攻で侵入して来ましたが、すぐに水が抜けていく感覚でイヤな感覚はありませんでした。

速乾性のソックスで!という前提になりますが・・・

ちなみに僕が履いているソックスは、drymax トレイルラン1/4クルー めちゃめちゃ乾くのが早くておすすめです。

2.ラグパターンを変更し、トラクションと安定性をさらに高めました。
3.かかと部分にプレミアムアキレスピローを追加し、フィット感と踏み込む感覚を向上させました。


4.トゥガードを固すぎず柔らかすぎない素材に変更。下り坂などでつま先がシューズの先端に当たっても痛くなりにくい仕様になりました。

2回(御在所と赤岳)履いて、ご覧の様にキズがついてますが、ぶつけて痛かったことはありませんでした。


・シュータンを厚みのあるものに変更。長時間の使用でも甲が痛くなりにくい仕様になりました。

重量345g(MENS US10.5/28.5cm)
ミッドソール圧縮成形EVAフォーム
アウトソールVibram®︎ Megagrip
スタックハイト33mm
アッパーEngineered mesh

OLYMPUS6を実際に履いてみた感想

三重県の御在所、八ヶ岳の赤岳(小屋泊)で実際に履いてきて感じた良かった点と、いまいちだった点について解説していきたいと思います。

筆者撮影:赤岳にて

いまいちだった点

正直いまいちだった点というのはありませんでした・・・が、少し気になった点がありましたので解説していきたいと思います。

踵のつまみが使いにくい

OLYMPUS6になってアキレスピローが追加され、履き口部分にフィット感が増しましたので、結構紐を緩めないと履きにくいです。

そこで踵のつまみを摘んで踵を突っ込むのですが、このホール部分が狭くて、指先しか入らず力が入りません(汗)

デザインもあるので仕方ないのかも知れませんが、ちょっと使いにくく感じました。

踵のベロの耐久性が不安

踵についているベロ(青い部分)の耐久性についてです。

下りの時に、良い仕事をしてくれている部分ではあるのですが、見て分かるように、結構張り出している割に、薄いのです。

耐久テストはされているとは思いますが、かなり心配なデザインとなっております。

下りの時は、しっかり効いてくれているからこそ、取れてしまわないか心配です。

インソールが合わない

テント泊登山をイメージして、土踏まずのアーチのサポートにと、ミッドカットの登山靴で愛用しているスーパーフィートのインソールに交換しようと思い、付属のインソールを外して付けて履いてみました。

すると、「全然足が入らないじゃん!?」

ローカットはそういうものなのかもしれませんが、インソールを入れてしまうと、アキレスピローがアキレス腱よりかなり下になってしまい、足が全く収まりませんでした。

小屋泊での山行で土踏まずの疲労は酷くはありませんでしたので、特に問題はありませんでしたが、インソールを入れて使う予定の方は、注意が必要です。

ミッドソールの耐久性

ミッドーソールの外側(特につま先部分)ですが、岩などに1番接触する可能性が高い部分だと思いますが、2回の山行でこれだけキズや擦れ跡が付きました。

性能的に問題はないと思いますが、耐摩耗性は高くなく、見た目の劣化は早そうです。

良かった点

それでは、よかった点について解説していきたいと思います。

クッション性と安定性が抜群

流石のビブラムのメガグリップ!

赤岳の岩場や、花崗岩で滑りやすい箇所、また濡れた岩場でもスリップすることなく安心して登り、降りてくることができました。

下りは特に、踵のベロが効いているのかとても安心して降ることができました。

また、33mmあるソールは、ゴツゴツの岩場においても足裏の疲労を特に感じることなく、2日間の山行でもミッドソールと比べても気にならないクッション性でした。

足捌きがし易く、快適

ミッドカット(SIRIO P.F.431)の重量が約590gに対し、約345gと150gも軽いです。

ローカットですので、もうとにかく足首周りがスッキリしているので、足を捌くのが超快適!

特に、登りは足上げがし易く、足を狙った位置に置きやすく、体重移動がしやすいので楽に登れた気がします。

また、地味にしんどいなだらかな登山道でも、スニーカーかのように軽快に歩けるのもとても良かったです。

つま先が広く、指が動くのバランスが取れる

特に下りで実感するほど、つま先の広さを感じます。

足の指が自由に動くので、バランスが非常に取りやすいです。

これによって、滑るリスクも抑えたり、足首をグネるリスクも回避していると感じました。

下りでつま先当たらない

シュータンが厚い
シューレースが太い

シュータンの厚みが厚く、シューレースが太いです。

これにより、しっかり足をホールドできるようになっております。

踵をしっかり後ろにつけた状態で、足が前に滑らないように靴紐を締めておけば、下りの際にもつま先が靴に当たって爪が剥がれるような心配はありません。

もちろんサイズが合っているという前提ですが・・・

サイズ感としては、僕はSIRIO(ミッドカット)と同じサイズでちょうど良いサイズでした。余裕を見るなら0.5cm大きくしても良いと思います。

OLYMPUS6がおすすめな人

筆者撮影:赤岳にて

これまでOLYMPUS6の特徴をまとめて来ましたが、「それいいね!」という点もあれば「ちょっとそれはイヤだな」という方もみえると思います。

ここで僕がOLYMPUS6を選び、実際に履いた感想からOLYMPUS6がおすすめなのはこんな人というのをまとめたいと思います。

おすすめする人

ミッドカットより軽快に歩きたいけど、トレランシューズでは心配な人」

自然に近い形で、怪我なく山行を楽しみたい方」

「テント泊もローカットで行ってみたいと思っている方」

アルトラを初め、ローカットを出しているメーカーはいくつもあり、色々なタイプのシューズが出ておりますが、アルトラのOLYMPUSをおすすめする人をまとめるとこのような感じになると感じます。

非常に軽快かつ安心してローカットにチャレンジできるシューズであるということができると思います。

ミッドカットの安心感と、ローカットの軽快感のいいとこ取りしているようなシューズです。

まとめ

いかがでしたでしょうか、実際に履いて感じたことから特徴やメリット・デメリット、おすすめできる人をまとめました。

個人的には、狙い通り!いや、予想以上にいいシューズで、このシューズにして大正解だったと思っております。

実店舗にてサイズ感を確認した上で、お好きな購入方法で購入いただくのがいいかと思います。

本当に、快適に安心して登山をすることが出来ましたので、アルトラ オリンパス6でローカットデビューしてみてはいかがでしょうか?

  • この記事を書いた人

masatalo

▶️3児の父、47歳の中小企業勤めです。 ▶️子供たちの成長や、家族との時間を大切にしながら、仕事にも全力で取り組んでいます。 ▶️このブログでは、これまでの経験やノウハウを共有し、同じような立場の方々の暮らしをより豊かにする日常生活に役立つ情報を提供します。 ▶️共感や気づきを得て頂けるような情報を発信していきたいと思っています。

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