「さすがにマズいな〜」
夢のログハウスに設置した薪ストーブ!
毎年、柔らかな暖かさをもたらしてくれている我が家の顔とも言えるアイテムです。
うちの薪ストーブは、燃費効率の向上と煙突からの排気をクリーンにする触媒(キャタリティックコンバスター)方式の薪ストーブです。
この触媒には当然寿命があり、定期的に交換が必要なパーツです。
ということで、この触媒の交換方法についてDIYでやってみたので、交換方法について解説していきたいと思います。
とても簡単に出来ますので、ぜひ参考にしてやってみてください。
うちの薪ストーブ

うちの薪ストーブは、バーモントキャスティングのイントレピットII
バーモントキャスティングは、1975年に創業されたアメリカの薪ストーブメーカーです。
鋳造や造形、燃焼技術に優れ、世界中で愛されています。
その中で、大きすぎず、小さすぎないちょうど良いサイズの薪ストーブがイントレピッドIIです。
30cmの薪を、触媒によって効率よく燃焼させ、小型ですが非常に高い暖房性能を誇ります。
鍋を置いて煮込み料理をしたり、中で焼き芋を焼いたりなど、暖房としての役割だけでなく活躍してくれているのもあり、サビや汚れが目立って来てますね。
触媒の寿命

薪の状態や、使用方法によっても、劣化スピードは変わって来ますので、定期的に点検することをお勧めします。
かく言う僕も、気にはしつつも腰が重く、後回しになっており、気づけばこの様な状態になっており、「さすがにマズいか〜」と思い腰を上げた次第です。
東海地方在住で、それほど使用頻度は高くないですが、約14年でこの様な状態になっておりました。
12年頃から、欠けが発生しておりました。
使用上特に問題はありませんでしたが、炎のゆらめきがしにくくなり、ダンパーを閉めると庫内が苦しそうになっている様に感じました。
触媒の交換方法
用意するもの

触媒は、お使いの薪ストーブに適合するものを選んでください。Amazon、楽天等で購入可能だと思います。
モンキーレンチに関しては、僕のは家にあった300MMを使いましたが、250mm以下の長さの物の方が、狭い薪ストーブ内で回しやすいので、新たに購入される方は参考にしてください。
交換手順
1.クランプを90度回す


クランプのボルトをモンキーレンチで左に回して緩めて、クランプを90度回す。

左側は時計回りに90度、右側は半時計周りに90度回して、カバーからズラします。
2.アッパーファイヤーバックを外す

スロートフードを手前に引っ張って、アッパーファイヤーパックを取り外します。
アッパーファイヤーバックの背面に耐火セメントが付着しているので、引き出せない場合は、マイナスドライバーでこじって外してください。

手前に引き出して、外します。

アッパーファイヤーバックを外すと、この様に2次燃焼室が露出します。
3.2次燃焼室カバーを外し、触媒を取り出す


2次燃焼室カバーを手前に引き、外します。
乗っているだけですので、触るだけで外れます。発泡スチロールの様な非常に軽量なカバーです。
外した後は、踏んでしまわないところに置いておきましょう。


触媒が露出しますので、真っ直ぐ手前に引っ張り出しましょう。
周りの囲いは脆そうな素材で出来ていますので、壊さない様に真っ直ぐ引き出してください。
4.2次燃焼室の掃除

2次燃焼室に灰が貯まっていますので、掃除機で吸い取ってください。

また、アッパーファイヤーバックを縁取るようにファイバーロープが貼ってありますので、ボロボロになっていたり、外れてしまっている場合は、交換しましょう。
ファイバーロープの交換については、別記事で解説する予定ですので、そちらを参考になさってください。

あとは、逆の手順で、復元しましょう。

まとめ
薪ストーブを効率よく使用するために欠かせない触媒の交換方法について解説してみました。
要領さえ分かれば、非常に簡単な作業になりますので、10年に1度くらいは点検していただくと良いのではないでしょうか?
それでは、素敵な薪ストーブライフを楽しみましょう!