近年恒例になってきたGWのテント泊第2弾!
今年は、富士見平小屋を起点にした金峰山と瑞牆山に行って来ました。
気候や混雑状況、登山道の様子など、この時期の状況をまとめてレビューさせて頂きます。
このテント場を選んだ理由
テント泊登山としては、`23.10の上高地からの涸沢カール、`24.5のオーレン小屋経由の天狗岳・硫黄岳の経験があります。
涸沢は言わずもがなテント場まで7時間、オーレン小屋は2時間というコースタイムだったのですが、非常にしんどい思いをしました。(トレーニング不足・・・汗)
「駐車場から出来るだけ近いテント場はないかな〜〜」
ということでグーグル先生に聞いたところ、
「なに〜!!駐車場から50分!?」
さらに調べを進めていくと
「なに〜!!テント場に水場もあるだと〜!?
しかも
「なに〜百名山2座行けるだと〜!?」
ということで、富士見平小屋のテント場を起点にして、金峰山と瑞牆山の2座を狙うコースにすることにしました。
この山行計画にした理由
この富士見平小屋を起点にした2座を狙うコースですが、以下のようなコースタイムとなっております。
上記の様なコースタイムとなっていますので、初日は移動で疲れているから、初日に瑞牆山、2日目に金峰山という手もありますが、
車中泊で朝から駐車場にいるから初日に金峰山、2日目に瑞牆山という計画でも立てることが出来ます。
僕は、愛知県在住ですので、瑞牆山荘まで約4時間。
駐車場について調べてみると、「人気がある山なので、すぐに一杯になってしまう。」
という情報もあったので、「GWの中日の平日とはいえ駐車場がなかったらヤバいな〜」ということで、車中泊で前乗りし、初日に金峰山に行く計画を立てました。
ルート確認に非常に便利な登山アプリですが、万が一に備えて紙の地図、コンパス、予備バッテリーも必ず携帯するようにしましょう。
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金峰山・瑞牆山への登山で利用する駐車場は、瑞牆山荘から100mほどにある無料駐車場(瑞牆山 県営無料駐車場)になります。
収容台数約100台の無料駐車場は、中央自動車道須玉ICから約26km。
約40分で、増富温泉から先はくねくね道になりますが、駐車場まで舗装されているので、車高が低い車でも問題なくたどり着くことが出来ます。
コンビニはインターを降りてすぐの「ローソン須玉大豆生田店」が最後になりますので、要注意です。
混雑状況
僕が行ったのはGWの真ん中の平日です。
人気のある山なので駐車場が混雑するという情報があったので車中泊することにしましたが、0時の時点では約3割程度埋まっていました。
時間が時間でしたので、既に上に上がっている方の車もあったと思います。
ただ流石に人気のお山。その後続々と車は増え、朝5時頃には8割程度埋まって来ておりました。
次の日の12:00頃には満車になっていた様で、駐車場へ向かう道の両サイドに路駐(路肩は結構余裕あり)されておりました。
ここに数十台は停めれそうでしたが、時期によってはここにも停めれないほど混雑する事もある様で、その場合は、林道に路駐できる場所もある様です。
トイレ周辺
駐車場から100mほど下った、瑞牆山荘の横にトイレがあります。
入り口に料金箱が設置されており、利用料100円となっておりますが、深呼吸できるレベルに非常にキレイでした。
紙も流せる洋式の便座(山小屋は流せない所がほとんど)で、潔癖の方でも快適に使用できるレベルの100点のトイレです。
面白いサイトを見つけたので紹介しておきます。「花。山トイレ」登山のトイレ検索サイト
すぐ隣に自動販売機があります。
`25.5月時点では、新紙幣は使えませんでしたのでご注意を。
駐車場から富士見平小屋へ
無料駐車場からも瑞牆山荘の前の登山道に合流出来ますので、こちらを使って登っていきます。
瑞牆山荘は標高1520m、富士見平小屋は標高1816m。距離は1.12kmとなっており、コースタイムは約60分となっております。
テント泊装備でいつもより遅いペースだった僕でも、50分で到着しました。
富士見平林道交差までは白樺?の緩やかな樹林帯を進んでいきます。重たい荷物に順応するのにちょうどいいですね。
富士見平林道交差からは、少し斜度が急になって来ますので、息が上がらない程度のペースで登り進めていくと・・・
「ババーン!」
富士見平林道終点付近から瑞牆山が!!!
この日は、本当に雲ひとつない晴天で、瑞牆山の山頂がバッチリ見えました。
ここまで来れば小屋までもう少し!
少し行くと「水場」の看板が!!!
富士見平小屋から少し降りた所に水場があるという情報は入れていたので、水場まで来たということは・・・・
「着いた〜!!!!!」
「2/3位までは来たかな〜」と思ったら到着したという感覚で、思った以上に余裕を持って到着することが出来ました。
富士見平小屋について
テントサイトについて
標高1816mにある富士見平小屋。
テント場の収容数は、最大250張で、通年利用が可能で、予約も不要となっております。
基本的には、受付を済ませてからテントを張ることになっている様ですが、9時くらいにしか開かないので、その前に張る場合は先に張っておいて後で受付をすればいい様です。
しかし今日はよりによって「荷上げの為お休みします」との張り紙が・・・・
夕方遊びに行こうと思っていたので残念。
山小屋での食事やビールなどをあてにする方は、調べておいた方が良さそうですね。
ここなら最悪、空荷なら瑞牆山荘往復1時間半くらいで往復できなくもないです(汗)
ホームページに告知はなかったので、小屋のサービスをアテにされる方は、電話で確認が間違いないです。
と言うことで、小屋がお休みでしたので、小屋の入り口に設置してある料金箱に料金を入れて土地探しに向かいます。
1張1000円で、ウッドデッキの上がいい場合は500円の追加料金がかかります。
ウッドデッキがいいなと思っていたのですが、2張出来そうなサイズのデッキが3箇所ありますが、お隣さんに気を使うのもどうかなと思い断念しました。
ただ、500円するだけあって小屋にも近いし、他のサイトと比べると上空が空いているので、星も見やすいだろうと思いました。
仲間で使えるならとてもいいと思います。
また、このデッキサイトのちょうど下の方に、「女子専用スペース」があります。
女性の方も安心して過ごせるので、嬉しいサービスですね。しかも小屋にも近い一等地!!
富士見平小屋のテント場は、小屋の下に広がっております。
樹林帯の中にあるので、風を軽減することができるので、初心者の方も安心してテント泊を楽しむことができます。
また、フラットなサイトが多く、起きたらテントの端に転がることもありませんし、地面は土ですので、ペグも打ちやすく、落ち葉でふかふかしてますので、最悪マットがパンクしてもなんとかなりそうな安心サイトです。
木によって少し隔離されたサイトを選んで張った我が家です。ニーモ アトム2P
割と小屋から離れた場所で、静かなのは良かったのですが、水場及びトイレから離れることになりますので、そこら辺のバランスを考えた方がいいかもしれません。(ゆっくり歩いてトイレまで約5分)
水場について
水場は、小屋の手前を左に降りて行くとあります。
小屋から往復で5分程度で行けますが、まぁまぁ斜度があり、岩や石がごろごろしていますので、登山靴で行くことをお勧めします。
足下もビチャビチャですので、濡れないように汲むのは至難の業です。
お水は「平成の名水100選」にも選ばれている富士見平湧水だけあって、非常においしいお水でした。
お腹を下すこともありませんでした。
荷物の中で重たくてネックになるお水が、無料で好きなだけ調達できるのは、本当にありがたいですね。
冷却用の桶も隣に置かれており、「30分でキンキンになったわ!」と喜んでビールを持ち帰っていた方を見かけました。
テント場でキンキンに冷えたビールが飲めるのはたまらないでしょうね。
ただ、人気のテント場で収容数には限りがあるので、夏場など混雑している際は、譲り合いの精神をお忘れなく。
トイレについて
富士見平小屋のトイレは、小屋のすぐ隣に設置されています。
使用料は、テント場利用料金に含まれていますので不要ですが、日帰りの方は100円で利用できます。
男性用は小1、個室1、女性用は個室1となっております。
バイオトイレですので、紙は備え付けの箱の中に入れるタイプとなっています。
GWでまだ寒かったのでそれほど気になりませんでしたが、夏場は利用客も多くなりますし、息を止めて入らないとキツいかも知れません。
また、テント場の収容数に対して、数が少ないので、渋滞は必至です。
余裕を持って早め早めの利用をおすすめします。
50張程度の割と空いている状況でも、朝は5人程度並びました。
眺望について
富士見平小屋には富士山ビュースポットという看板が、小屋の入り口の右側にあります。
僕がこれまで見た富士山ビュースポットと言われるポイントは「う〜ん 一応見えるかな・・・」という所が多かったですが、ここのビュースポットはというと・・・・
富士見平小屋の名に恥じない富士山ビュー!!
天候も最高だったのですが、そのサイズとい、レイアウトという文句の付けようのない富士山ビュースポットでした。
一方、樹林帯ということで、稜線上にあるテント場の様に、テントを開けたらキレイな山容が見えるわけではありません。
また、頭上においても木の枝に覆われています。
「さすがに標高あるから星はキレイに見えるよね〜」と期待していましたが、新月で月明かりがないにも関わらず、ちょっと残念な星空でした。
まあ、眺望は、風が避けれるメリットとトレードオフですが、初心者が安心して過ごせるという点から見れば、おすすめできるテント場といえますね。
少し長くなりましたので、金峰山と瑞牆山のレポートについては、part2としてまとめたいと思います。